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園芸のこよみ11月の園芸



秋も深まり、紅葉も色づく季節。


今月は霜月といわれるぐらい、11月に入ったら、まず霜への対策が必要となります。冬に備えての準備もあり、今月もいろいろと忙しくなりそうですが、いずれも遅くならないうちにすませましょう。

11月の園芸一覧
上旬 ●落葉樹の植え替え
●落葉樹の剪定
●果樹苗の植え付け(カキ、ウメ、ブドウ、キウイなど)
●草花の植え付け(球根草花、秋まき草花苗)
●球根の水栽培(ヒヤシンス、クロッカス、スイセンなど)
●冬花壇の準備(ハボタン苗の植え付け)
●室内植物の入室
●野菜の種子まき(サヤエンドウ)
中旬 ●夏の球根草花の掘り上げ
●草花の種子とり
●野菜の収穫
●冬越しの準備
下旬   



庭木・花木

植え替え
落葉樹の移植の適期です。葉がすっかり落ちて、休眠期に入ったら始めます。 カキ、ウメ、ブドウ、キウイなどの果樹苗が出回り、植え付け適期となります。採果という目的上、 花木などより場所が必要ですので、よく検討してから植え付けましょう。

剪定
落葉樹の手入れは、落葉後にとりかかります。常緑樹にはもう手をつけない方が無難です。


草花

花壇の手入れ
カンナ、ダリア、グラジオラスなど夏の球根草花は、霜で枯れたら掘り上げます。また他の草花も、花の終わった順に種子ができますので、採種していきましょう。

植え付け
球根草花の植え付けと、秋まき苗の本植えを11月上旬の早いうちに終えるようにします。中旬以後、霜が降りる前に霜よけをしておきましょう。 小学生の教材として、よく用いられる球根の水栽培も可能です。ヒヤシンス、クロッカス、スイセンなど。

冬花壇の準備
冬は花が少ないので、花壇も寂しくなりがちですが、にぎやかに見せるために、今から冬花壇の準備をしておくと効果的です。秋花壇のにぎわいは、11月中で終わりですので、上旬に思いきって、30〜40センチごとに一株ずつ抜き取り、ハボタンの苗を植え付けます。こうすれば12月には、ハボタンの花壇に切り替わってしまいます。

ヒヤシンスの水栽培(図1)


室内植物
霜の降りる直前に、室内に入れます。早く入れすぎると、抵抗力がなくなり、かえってよくありません。暖房しなくても大丈夫なものは、低温の場所に置き、高温の必要な種類だけを暖房のある場所に入れます。病害虫をもったものは、このとき排除するか隔離して、健全なものに移らないようにします。

野菜
11月も中旬になると霜が降り始め、サトイモやサツマイモ、初秋にまいたダイコンやハクサイなどの楽しい収穫期を迎えます。3月に始まった種子まきも、11月にサヤエンドウを終えると、しばらくはお休みとなります。

病害虫
気温が低くなり、病害虫の害はほとんどなくなります。葉を落した落葉樹の小枝に、ミノムシがぶら下がっているのが見られます。来年の春から夏にかけて、大発生する原因になりますので、補殺しておきましょう。


管理

水やり
一般に休眠期に入るため、必要ありません。鉢物などでも控え目にしていきます。なお移植したばかりの植物については、土が凍るまでに十分与えておきましょう。

肥料
生育中のもの、移植したばかりのものを除き、特に必要ありません。肥料分が不足していて施肥する場合には、早めに与えてください。






今 月 の ポ イ ン ト

バラの植付け

植付け
 11月半ばから12月はバラの植付け最盛期となります。この時期に出回るのは「大苗」と呼ばれる接木2年目苗です。バラを育てるのは初めて、という方には春の新苗(1年苗)よりも大苗の方が育てやすく、おすすめです。

植付け場所
植付け場所は1日3時間以上日のあたる場所に。西日しか当たらない場所は不可です。なるべく午前中から日差しが入るところにしてください。

植え付け方
ポット植えの苗は、ポットを外して根土をほぐします。裸苗の場合は半日ほど根を水につけて吸水させてから植え付けましょう。植え穴は40〜50センチほどの穴を掘り、堀り土の半分に骨粉600gと腐葉土・乾燥鶏糞をあわせてバケツ1杯くらい混ぜます。バラは多肥を好む植物なので、肥料はたっぷりとあげましょう。肥料を混ぜた土を植え穴に戻し、その上にまた肥料無しの堀り土を3センチほど重ね、根に直接肥料がつかないようにします。穴の中心にバラの根を広げるように苗を置き、堀土を戻します。接木の部分が3センチくらい土の上に出るようにしましょう。植え付けたら水をたっぷり与え(1株にバケツ1杯くらい)、支柱を立てて幹をゆるくつなぎ、ぐらぐらしないようにします。冬の間寒くなる場所では、根元をワラやバークでマルチングしてください。

鉢に植える場合は、鉢底に石を敷き、培養土をいれ根を広げて、植えこみます。接ぎ口の辺りまで土を入れます。出来たら、鉢の下から水が出るくらい水を与えます。


冬の剪定
冬の剪定は休眠期の12月から2月までですが、芽が動き出す前の2月が分かりやすく適期です。夏の剪定とは大きく意味合いが違い、今年一年、更に数年先を見越して、その薔薇をどういう形にするかの意味合いが強く、非常に重要な作業です。

枯れた枝、病害虫のついた枝、5、6mm以下の細い枝、太くても隋が大きく身の締りの無い枝、ふところ枝、交差した枝を切り込みましょう。浅く枝を長く残すと、花が多めで小ぶりになり、枝の2/3くらいまで深く刈り込むと、花の数は少なく大きくなります。両者の中間もあります。一般には中間が多く使われているようです。

5月から6月にかけて根元あたりから出てくるシュートの処理、花が終わった後は、5枚葉を一つ付けて枝を切り落としたり、 蕾のつかない枝(ブラインド)の処理や、 しっかりした枝に養分を集中させる 芽かきなども、剪定の一つかもしれません。 枝の切り方としては、株の外側に向いた芽や葉の上、5mmくらいのところで、芽側から斜め下に切り落とすのが基本です。ブラインド、ふところ枝、枯れた枝は枝元から切ります。


バラの年間の管理・作業暦






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