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HOW TO 百科



園芸のこよみ10月の園芸



実りの秋、寒さへの準備も怠りなく!


今月は春の4月と同様に、園芸に勤しむには絶好の季節です。前月からに引き続き、種子まきものや球根の植え付けなどに追われる時ですが、早めにすませてしまい、やがて来る寒さへの準備も、そろそろ始めなければなりません。

10月の園芸一覧
上旬 ●常緑樹の植え替え
●庭木・花木の剪定
●草花の種子まき
●宿根草の植え替え
●野菜の種子まき(コマツナ、ホウレンソウなど)
中旬 ●落葉樹の植え替え
●草花苗の植え付け
●球根草花の植え付け(チューリップ、ヒヤシンス、スイセン、クロッカスなど)
下旬 ●9月にさし木した植物の植え替え(ゼラニウム、ベゴニアなど)
●芝生の留め刈り



庭木・花木

植え替え
常緑樹が10月上旬まで作業できるほか、落葉期に入る落葉樹が、10月中旬から11月中旬にかけて移植の適期となります。

剪定
生長が止まるので、すべての樹種で行えます。花芽や実のついた枝を、あまり切らないように注意します。生け垣も刈り込みを行い、整った形に仕上げます。これからは伸びることがないので、来春の新芽が出てくるまで、美しい形に維持できます。

庭木の剪定(図1)


草花
寒さが来る前に、早めに種子まき、株分け、植え付けなどの作業を終えてしまいましょう。遅れると本来寒さに強い植物でも、冬越しが難しくなるので注意が必要です。

花壇の手入れ
9月に種子まきした春咲き1・2年草の本植えを行っていきます。移植の際には、根の長さに見合う余裕のある植え穴をつくり、十分に細根がはるように心がけましょう。

種子まき
9月に続いて春咲き1・2年草のまきどきです。ルピナス、ポピー類など、移植を嫌う種類は花壇に直まきし、上から草木灰をのせておくと保温効果があります。

球根の植え付け
チューリップ、ヒヤシンス、スイセン、クロッカスなど、春咲きの球根草花の植え付けは、10月中旬から11月上旬にかけてが適期。深さは一般的にいって、球根の大きさの3倍程度を目安とし、土をかけるとよいでしょう。

植え替え
9月に続いて宿根草の株分け、植え替えが行えます。

チューリップの植え付け(図2)


室内植物
日光に当てて株の充実をはかり、冬に備えます。涼しくなってきても、あまり早くから家の中に入れたり、温室に入れて暖房するのは、かえってよくないので注意しましょう。
9月にさし木したゼラニウム、ベゴニアなどは、鉢に植えてよく根をはらせます。


野菜
コマツナ、ホウレンソウなど、年内に収穫する葉もの野菜の種子まき適期です。10月中旬を過ぎると生育が遅れるので、時期を逃さないよう早めにすませましょう。収穫後に残る作ガラは、畑で燃やしてから土にすり込むとカリ肥料になります。燃やせない場合は、積んでおいて堆肥にしてもよいでしょう。

10月に種子まきできる主な野菜(図3)


芝生
夏の雑草が枯れて、冬の草が生えてきますが、雑草もシバも生長が鈍ってくるので、下旬に留め刈りをすれば、あとは休眠に入ります。

病害虫
ウドンコ病などは残りますが、病害虫の被害は極端に少なくなります。


管理

置き場所
鉢物など、厳しい冬の寒さに備え、まだ暖かいうちに十分日光に当て、丈夫に育てましょう。ただし、今まで日陰に置いていたものや、もともと弱光線を好む植物は、葉焼けに注意してください。

水やり
鉢物や植え付けたばかりのものを除き、適度な雨が降るので必要ありません。鉢物でも気温の低下に伴って、乾きも遅くなるので、少しずつ控えていきます。鉢土の表面が白っぽく乾いたら、たっぷり与えるようにします。水やりの回数が多すぎると軟弱になったり、根腐れを起こすので注意してください。

肥料
一般に生長が緩慢になっているので、ほとんど肥料は必要ありません。耐寒性をつけるために、カリ分を多めに与える程度。ただし生長を続けているものや、花が咲き終わった植物への施肥は必要です。






今 月 の ポ イ ン ト

寄せ植え(ギャザリング)

植付け
まず草丈の高い植物を後方に、手前には草丈の低いものや這う植物を、寄せ植えしたい鉢にポットのまま配置してバランスを考えます。あまり密に植えるとその後の成育が悪くなるので、適度に株間を空けるよう気を付けて。鉢底にゴロ石を敷き、用土は水はけがよいものを使います。元肥が配合されていない用土には、元肥を混ぜて。さらにオルトランも使用すると、長期間アブラムシの発生を予防できます。苗の土を軽く落として浅く植えつけた後、たっぷり水を与えます。
         
水やり
寄せ植えにはボールプランターなど浅い鉢を使うため、用土が乾きやすくなっています。土の表面が乾いてきたらたっぷり水をあげましょう。この時、花や葉に水がかかると、株が詰まっているため株元が蒸れて腐ることがあるので、必ず株元にかけます。

置き場所
光が不足すると花着きが悪くなるばかりか、茎が伸びすぎて株の生育にもよくない影響が。日当たり、通気の良い場所で育てます。ときどき鉢の向きを変え、鉢全体に光が当るよう気配りを。

肥料
花を次々に咲かせるために肥料は不可欠。でも与えすぎで株が大きくなりすぎると、せっかくの寄せ植えのバランスが崩れてしまったりすることも・・。そこで、株を丈夫にかつコンパクトに育てる、カリ成分の多い液肥を、植え付け2〜3週間後から1週間に一回与えるのがおすすめです。


●上手に育てるには、同じ性質の草花を選んで●
使う花によって多彩な表情が楽しめる寄せ植え。長く楽しむためには花材を選ぶ時、開花時期、光の条件などをよく考えて、同じ性質の植物で揃えることが大切なポイントです。





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