残暑厳しい今月、台風にも要注意。
たんせいして夏を越した草花は、これからが楽しみなときです。台風でだいなしにならないよう、風に対する備えは十分に心がけてください。秋まきものが、ぼつぼつ植えられますので、土の準備もしていきましょう。
| 9月の園芸一覧 |
| 上旬 |
●台風対策 ※今月通して
●常緑樹の植え替え ※10月上旬まで
●野菜苗の植え付け(ブロッコリー、キャベツなど)
●野菜の種子まき(タマネギ、ホウレンソウなど)
●病害虫の防除・駆除 ※今月通して |
| 中旬 |
●花壇の手入れ
●草花の種子採り(アサガオ、ヒマワリなど)
●室内植物の植え替え(観葉植物・熱帯花木)
●取り木の切り離し・植え付け(先月取り木したゴムノキなど)
●室内植物のさし木(ゼラニウム、ベゴニアなど)
●芝生の補植 |
| 下旬 |
●常緑樹の剪定
●ボタンの植え付け ※10月上旬まで
●秋の種子まき(春咲き一・二年草)
●草花の植え替え(シャクヤク、シバザクラ、シャスターデージーなど)
●秋の管理(水やり・日よけ・肥料) |
|
庭木・花木
植え替え
10月上旬まで常緑樹の植え替え期。遅れると寒さが来るまでに十分根が張らないので、できるだけ早めに行います。台風に備えて、支柱への結束を忘れずに。
ボタンは9月下旬から10月上旬が植え付け適期。堆肥を十分に与えて植え付けます。
剪定
今月下旬の彼岸をすぎた頃になると、常緑樹は一年の生長を終えるので、夏の間に伸びたトビ枝を切り詰めたりして姿を整えます。生け垣の刈り込みにも良い時期です。なお春に花の咲く花木は、花芽のついた枝をあまり切らないように。
ボタンの植え付け(図1)
草花
花壇の手入れ
来月からの、球根植え付けの準備と地ごしらえ。日当りの良い場所を掘り起こし、元肥を混ぜて良くなじませておきます。
種子まき
春咲き一・二年草のまきどき。彼岸前後が適期で、遅れると極端に育ちが悪くなり失敗します。台風の大雨に注意することと、芽の出たところをコオロギにたべられないように用心しましょう。
植え替え
宿根草の秋の植え替え適期です。シャクヤク、シバザクラ、シャスターデージーなど、株分けして植え替えます。種類別に場所をかえ、堆肥を十分施します。また、一本ずつ分けず、三芽一株ぐらいに分け、古根は除き、若々しい苗を採用します。
種子採り
夏の草花の種子が実るので、来年用に集めて乾燥させ、袋につめて缶などに入れて貯えておきます。(アサガオ、ヒマワリなど)
シバザクラの植え替え(花壇植え)(図2)
室内植物
観葉植物や熱帯花木の植え替えは、遅くなると冬越しが難しくなるので、早めに終わらせます。前月に取り木をかけたゴムノキなどは、根が出ているはずなので、切り離して鉢植えにします。
下旬になると日射が弱まってくるので、日よけをはずして日に当てるようにします。また肥料は、窒素分を少なくしてカリ分を多めに与え、茎葉の充実をはかります。
ゼラニウム、ベゴニアなどは、来春に備えてさし木で苗をつくります。
オリヅルランの増やし方(図3)
野菜
先月下旬から引き続き苗が出回り、植え付けが行えます。(ブロッコリー、キャベツなど)。また種まきとしては、タマネギ、ホウレンソウなどがまけます。
芝生
元気を取り戻し、よく生長します。肥料を与え、刈り込みを行い、夏の間に枯れた部分は、まわりに広がったシバを切り取って補植します。
病害虫
アブラムシ、カイガラムシと、それによって起こるスス病が多く出る季節です。また秋の長雨でウドンコ病やサビ病が発生します。草花の小苗では、立ち枯れ病が出て枯れることがあります。十分な間隔をとってまくこと、土を蒸し焼きにしてまくことなどが予防法であり、発生したら薬剤を散布します。
管理
水やり
温度が低くなるにつれ、生長も少なくなってくるので、水やりも少なくしていきます。なお、これから生長する秋まきの草花には十分与えます。
日よけ
強い太陽光線を防ぐために設けてきた日よけも、そろそろ取り除き、植物を日に当ててやりましょう。ただし急激に当てるのは葉焼けのもとになるので、もともと直射日光を嫌う植物は、引き続き日陰での管理が必要です。
肥料
冬に向かって休眠の方向に進むので、肥料も窒素分を少なくして、カリ分を多めに与え、茎葉や根を充実させます。
秋の種子まき
秋の種子まき適期は、春と同様に秋の彼岸とされます。春と違うところは、これから後はどんどん地温がさがっていくことで、苗の育ちもしだいに鈍くなってきて、種子まきが遅れると苗が十分な大きさにならないうちに寒さが来てしまいます。ですから春よりも、秋の種子まきのほうが難しく、しかもそれ以後に霜よけや防寒というやっかいな作業があるので、秋の苗作りはなかなかうまくいかないのです。しかし、これに成功すれば、あとはどんな種子まきにも応用できますから、一度は入念に苗作りをやってみてください。
|