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HOW TO 百科



園芸のこよみ7月の園芸



梅雨明けと夏の到来です。


月はじめは梅雨のなごり、半ばは土用のうし、月末は猛暑到来というのが今月の特長です。気候の変化に合わせて、園芸作業もうまくやっていかなければなりません。本格的な夏の園芸について、ご案内いたします。

7月の園芸一覧
上旬 ●開花の終わる花木へのお礼肥(アジサイ、ナツツバキ、バラなど)
●庭木・花木のさし木(イブキ、ツツジ、ツバキなど)
●草花の種子まき(プリムラ、パンジー、デージーなど)
●草花の植え替え(ジャーマンアイリス、オトメギキョウなど)
●草花のさし芽(ダリア、スプレーギクなど)
●秋野菜の種子まき(ブロッコリー、カリフラワー、ニンジンなど)
●病害虫の防除・駆除
中旬 ●庭木・花木・生け垣の剪定
●梅雨明け後の水やり(朝夕2回)
●夏越し対策(日陰・風通し・打水)
下旬  



庭木・花木

水やり
梅雨が明けて急に強い太陽光線に当たると、乾燥に弱いもの、植え付けして根張りかせ不十分なもの、ツツジやシャクナゲなどの浅根性のものは、傷みが出ますので水やりをします。

肥料
開花の終わるアジサイ、ナツツバキ、バラなどにお礼肥として緩効性の化成肥料を梅雨明けまでに施します。梅雨明け後は乾燥のため、肥料成分が濃縮されますので与えないでください。

剪定
常緑樹の整枝時期。春以降伸びた枝の間引きと、切りつめを行います。落葉樹は間引きはよくても、中途で切りつめると春に花がつかなかったりします。バラについては、梅雨明けとともにつぼみをすべて摘み取り、夏の間は花を咲かせず、株に力をつけるようにします。

さし木
6月の末から梅雨明けまでが適期。下旬からは水やりを忘れないように。

生け垣の手入れ(図1)


草花・鉢物

花壇の手入れ
草取りに専念し、病気の株は抜き取って広がらないようにします。

種子まき
プリムラ、パンジー、デージーなど今月中に種子まきします。また秋花壇用として、マリーゴールド、サルビア、コスモスなどの春まき一年草の遅まきを行います。

植え替え
ジャーマンアイリス、オトメギキョウなどの株分け、植え付けをします。

さし芽
ダリア、スプレーギクなどのさし芽をして株の増殖をはかり、秋の開花の準備をします。

鉢物
梅雨明け後は、朝夕2回の水やりを行い、よしずや寒冷紗でつくった明るい日陰で管理します。

スプレーギクのさし芽(図2)


室内植物
観葉植物は、最もよく育つ時期ですが、梅雨明け後は日照が強すぎるので、明るい日陰をつくり葉焼けさせないことが大切です。また水やりは、梅雨明けまでは鉢土が乾いてから与えますが、梅雨明け後は、天気のよい日には朝夕2回ぐらい与えるようにします。 洋ラン類も、できるだけ風通しのよい場所で同様に管理します。

野菜
秋野菜は種子まきの適期です。8月には苗が出回りますが、作業の少ない7月ですから、苗づくりに取り組んでみましょう。ブロッコリー、カリフラワー、ニンジンなど。

ブロッコリーを種まきからつくる(図3)


病害虫
6月に引き続いて発生のピークであり、早く見つけるようにします。定期的に殺菌剤、殺虫剤を散布しておくと効果的です。芝生は草取りを十分に。

水やり
梅雨明けと同時に、最も大切な作業となります。特に鉢物では朝夕2回の水やりが必要となります。






一 口 メ モ

夏越し対策
夏の暑さは植物にとって大敵。少しでも夏をすごしやすいように、温度を下げる工夫をしてやりましょう。

日陰をつくる。

風通しをよくする。

打水を行う。




今 月 の ポ イ ン ト


鉢花の夏越し

熱帯並みの高温多湿になる日本の夏は、人間にも植物にもつらい季節です。鉢花を無事に夏越しさせるには、少しでも涼しくすごせるような置き場所選びがポイントになります。

光や高温の相乗効果で害が生じる
夏の高温多湿の害とは、光が強い、温度が高い、湿度が高い、雨が多い、土が湿り気味などの相乗的な結果で、葉焼け、根ぐされ、茎ぐされなどのダメージを受けます。特に鉢花は、鉢が地上に露出しているために熱くなり、鉢土がむれるので被害を受けやすいのです。

鉢花の夏の置き場
基本的な夏越し方法は、直射日光を避け、寒冷紗などで遮光すること、風通しをよくし、温度を少しでも下げることです。特に暑さに弱いものは冷房の効いた室内(24度前後)の明るい場所で管理するとよいでしょう。
水やりと散水
夏の水やりは気温の上がらない、なるべく朝早くにたっぷり与えます。午後に多少葉がしおれていても、夕方の散水で翌朝まで持ちそうな場合は与えませんが、枯れてしまいそうなら夕方にたっぷり与えます。
水やりのほかに、夏は夕方散水します。
植物の葉や周囲に水をまくことによって植物の体温を下げ、鉢置き場周辺を気化熱で涼しくするためです。なお、ホース内に滞っている水はお湯になっているので、水やりや散水のときはしばらく水を出してから使います。

夏の肥料
原則として夏は肥料を施しません。高温多湿の土の中では肥料の分解が早く、それが根に悪影響(高濃度の肥料による根の傷み、根ぐされなど)を及ぼすからです。夏に花を咲かせ続ける植物で肥料が必要な場合には、薄い液体肥料を15日おきぐらいに施します。

雑草退治
庭や鉢植えなどに必ず生える雑草は、特に梅雨から夏にかけて成長するので大切に育てている植物を弱らせてしまいます。

雑草とは?
種子から生える一年草と地中の根茎から出てくる多年草などがあります。多年草は根茎ごと掘り取ってしまわないと完全に退治できません。

雑草退治の方法
1.一度で抜き取るのは難しいので、生えたてのものはそのままに、大きく育ってきたものから抜き取るようにします。
.除草剤は、散布場所・散布方法・効果の持続時間等の目的に合わせて選びましょう。

除草剤の選び方のポイント
□散布場所を決める
□おおよその雑草の草丈を調べる
□すぐ枯らしたいのか、ゆっくりでいいのか
□どのくらいの期間生えないようにするのか
□枯らした後、植物をすぐ植えるのか、植えないのか
□木の便はいいか、散布器具はあるのか

除草剤の散布方法
除草剤は均一に散布します。縦と横を交互に散布すると均一に散布しやすいです。
薄め方や使用方法は除草剤の表示に従って正しく使用してください。




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