新緑の五月、園芸が快い季節。
春の草花・花木がひととおり終わり、初夏らしいフジやツツジなどが咲き揃ってきます。また、うっとうしい梅雨をひかえて、草花の手入れも忘れてはならない仕事です。休日は、戸外での土いじりを楽しみましょう。
| 5月の園芸一覧 |
| 上旬 |
●ツツジ類の剪定
●マツ類のみどり摘み
●ボタンの手入れ(花がら取り、お礼肥、殺菌、芽摘み)
●シャクナゲの手入れ(肥料、芽かき)
●草花の種子まき(アサガオ、キンレンカ、マツバボタン、ハゲイトウ、オジギ草など)
●野草のさし芽(ナデシコ、リンドウ、ホトトギス、キクなど)
●つる植物の植え付け・棚作り(ヘチマ、ヒョウタンなど)
●サクラ草の花後の手入れ(花がら取り、除草、増し土、お礼肥、日よけ)
●ハイビスカスの植え替え
●観葉植物・洋ランの植え替え
●観葉植物のさし木
●野菜苗の植え付け |
| 中旬 |
●竹・ササ類の植え替え
●バラの手入れ(切り戻し、お礼肥)
●キクの苗作り |
| 下旬 |
●宿根草の植え替え(アヤメ、カキツバタなど)
●病害虫の防除・駆除 |
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庭木・花木
植え替え
新芽がいっせいに伸びるので、植え替えには最も悪い時期ですが、竹とササ類は適期です。
剪定
ツツジ類やコデマリなどの花木は、株を若返らせるために、花が終わったら古い枝を切り戻しします。マツ類は新芽が伸びていますので、みどり摘みを行います。
バラの手入れ
大輪咲きは中央のつぼみを一個だけ残して摘み取り、一花を見事に咲かせます。ツルバラ、ヒメバラなどは全部咲かせるようにしましょう。
一番花が終わったら枝を切り戻し、二番枝を出させて二番花を咲かせます。一番花の後、水肥または緩効性の化学肥料を与えてください。また病気や害虫が発生しやすい季節なので、早期発見、早期防除を心がけます。
ボタンの手入れ
枝の充実をはかるために、花が散ったらすぐに花がらを取り除きます。また花後の樹勢回復のために、お礼肥(化成肥料)を与えます。
害虫
ツバキの仲間に発生するチャドクガの幼虫や、ウメケムシ、アメリカシロヒトリの幼虫発生に気をつけましょう。
ツツジの剪定(図1)
草花・鉢物
花壇の手入れ
しぼんだ花の摘み取りと追肥、春花壇の片付け、夏花壇の準備、草取りなど作業の多い時期です。
種子まき
アサガオ、ヨルガオ、キンレンカ、ハゲイトウ、オジギ草などのまきどきです。またオキナグサ、スミレ類などは種子が採れるので、すぐにまきます。
植え替え
アヤメ、カキツバタなどは、株が密生してくると腐りやすくなるため、4〜5年ごと、花後に間引きと植え替えを行います。 冬の間に落葉して弱っているハイビスカスも、夏に花を咲かせるように、剪定と腐った根、伸びた枝を取り除き、植え替えてあげましょう。
さし芽
ナデシコ、リンドウ、ホトトギス、キクの仲間は、よく根づき、よい苗ができます。
つる植物
ヘチマ、ヒョウタンなどの苗植えと、ささえの棚作りが必要です。
サクラ草
来年もりっぱに花を咲かせるために、花がら取りと除草を行い、増し土とお礼肥を与えます。夏には日陰の涼しい場所に移しましょう。
盆栽類
マツ類のみどり摘みや、雑木類の芽つみを行います。また、日照、風通しを十分にして間伸びを防ぎます。肥料も与え、病害虫に気をつけましょう。
アサガオの種子まき(図2)
観葉植物・洋ラン
植え替え
古い根を整理して、新しい用土で植え替える時期です。しばらくは風に当てず、肥料は根づいてから与えます。
管理
観葉植物では中旬以降、日よけによる日照調整が必要なものがありますが、すべてのものが最もよく生長する季節であり、十分に日に当て、肥料も与え、水分を絶やさないようにしましょう。
さし木
熱帯産の植物は、発根力が旺盛なので、ほとんどの観葉植物がふやせます。さし木の他、葉ざし、株分け、取り木など、植物の種類により、いくつか方法があります。たっぷり水を与え、日陰にて管理します。
野菜の栽培
上旬にトマト、キュウリ、ナスなどの苗が、まだ植えられます。植えいたみがないように、無風で曇天の日に植え付けましょう。
野菜の植え方(図3)
病害虫
植物のある所、病害虫はつきものと心得て、あらかじめ準備しておきましょう。
病気
黒点病(バラ)、ウドンコ病(バラ、サルスベリ)、赤星病(ナシ、ボケ)、灰色カビ病(ボタン、シャクヤク)などが発生しやすく、殺菌剤(ベンレートなど)をまいて防除します。
害虫
下旬になるとアメリカシロヒトリ(樹木)、チャドクガ(ツバキ、サザンカ)の幼虫などが発生し始めます。殺虫剤を使い、駆除に努めましょう。
アジサイ
来年も咲かせたいから、花後に剪定と植え替えをしましょう
バランスをよくする剪定
花が終わったら剪定をしましょう。来年は、今年開花しなかった枝や、剪定後に新しく伸びる枝に花をつけます。剪定しなくても枝は伸びて花が咲きますが、株が大きくなりすぎてしまうので、切り詰めて鉢とのバランスを保つことを目的とします。
| 庭に植える時 |
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7月までに済ませて枝を伸ばす
花後から7月の下旬までに剪定をします。8月以降に剪定すると、新芽の発生が遅れ、10月頃の花芽分化(花芽のもとができる)の時期までに枝が十分充実せず、翌年に花が咲きません。
花芽分化は秋に気温が18度以下になると始まります。ただし、花後に剪定して伸びてきた枝がその時期までに大きくなり、一定の葉面積をもっていることが条件になります。
また、秋以降に剪定すると花芽そのものを切ってしまうので、やはり花は咲きません。
芽がある節の上で切る
花のすぐ下には芽がありませんから、花より2節以上、下の節で、強い芽のある節のすぐ上で剪定しましょう。この芽が伸びて、来年に咲く枝になります。
芽の位置がわかりにくい場合は、あらかじめ花のすぐ下で切っておき、芽の出ている場所を確かめて切ります。5号鉢なら、5本ぐらい枝が出るようにします。
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