新しい年を迎え寒さ厳しい月です。
一年中で最も気温の低くなるこの時期、植物との接点は室内植物の手入れぐらいで、戸外での園芸はシーズンオフとなります。たまの休みはのんびりと、春からの園芸計画を練るのも楽しいでしょう。
| 1月の園芸一覧 |
| 上旬 |
●今年の園芸計画 |
| 中旬 |
●鉢植えのウメを咲かせるために |
| 下旬 |
●庭木への石灰硫黄合剤散布(12月に続いて) |
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庭木
落葉樹は休眠中、常緑樹も日照が少なく気温が低いので、休眠に近い状態にあります。地温が低いので、土が掘りにくく、植え替えや施肥もできません。活動の少ないこの月、先月に引き続き、石灰硫黄合剤を木全体にかけ、病害虫を根絶しておきたいものです。
草花
庭木と同じく、植え替えなどには最不適期。寒さに弱い秋まき草花の苗などは、防寒を十分にして、枯死させないように努めます。しかし、暖かい日中は、なるべく自然の空気に当てて伸びすぎを防ぎます。また暖めたりすると、柔らかく徒長して、寒さに対する抵抗力が失われてしまいます。
秋植えの宿根草や球根類は霜でもち上げられやすく、寒さと乾燥のため枯れやすい状態にあるので、土中に苗を押し込み、霜よけをして守ってやりましょう。また暖かい日には、水を十分与えてやりましょう。
鉢物
盆栽類や休眠中の宿根草などの、寒さに強い鉢物類は、寒さよりも乾燥によって枯れるので注意します。砂や水ゴケに植えた山野草では特に乾きやすく、サギソウなどは凍っていても大丈夫ですが、乾燥すると球根が腐ってしまいます。
早咲きのウメの鉢植えは、寒さに当てたあと暖めると花を開きます。フクジュソウも下旬ごろから、急につぼみをもたげてきます。
鉢植えのウメを咲かせるために(図1)
室内植物
観葉植物や、温室育ちの草花などは、室内に取り込んで寒さにあわせないようにします。暖房した室内は乾燥すると、時として温度が高すぎて失敗することがあります。また日照が不足すると、花物では花が咲かなくなったり、寒さに対する抵抗力が弱くなります。したがって暖かい日の午前中は、時々戸外の日だまりに出し、日光と外気に当てるようにします。なるべく寒暖の差を小さくすることが、植物を安全に冬越しさせる秘訣です。
水やり
朝晩は凍るので、午前10時から午後1時ごろの時間に、たっぷりと与えます。庭木には特に必要ありませんが、花壇植えの一年草や球根草花では、乾燥が続くと株の消耗がはげしいので、時々十分に水を与える必要があります。パンジーやデージーでは株が干からびてしまうし、チューリップでは、春に咲く花が咲かなくなることもあります。
鉢物では、凍っていた土がとけたころに底穴から流れるくらい与えます。室内植物では、少し暖かい水を与え、水がきれたら室内に取り込むようにします。
切り花のもたせ方
●朝か夕方の空気の湿っている時間に切り、日中や風の日は避ける。
●導管内に空気が入らないよう水の中で切る。なるべく長めに切っておく。
●切り口を斜めにしたり、切り裂いて吸水面を多くする。
●逆にして切り口に強く水をかける。
●切り口に雑菌がついて、水揚げが悪くならないように、毎日切り直す。または切り口に塩をつけたり、焼いておく。
●温度の低い部屋に飾る。室温が高いと花が早く咲ききってしまい。空気が乾燥しているので、しおれやすい。
暮らしのワンポイントガイド・切花の水揚げ方法
草花・鉢花
1月にはいると、関西の暖地でも霜の降りることがそれほど珍しくなくなります。といっても、京阪神間の町なかの日当たりのよい場所では、ベゴニア・センパフローレンスやペチュニアの株がそれほど傷むことなく年を越し,ゼらニュームの花が咲きつづけている風景をごく普通に見かけます。
こんな環境の中ではシクラメンやプリムラ類、シネラリア、カルセオラリアなど冬の鉢花の多くにとって、暖房を効かせた室内より日当たりのよいベランダやテラスなどのほうがはるかに生育に適しています。クリスマスからお正月にかけて、室内を華やかに彩ってくれていた鉢花で弱ったものは、一度外に出して管理してみるとよいでしょう。
庭木・花木
1月は薬剤散布、寒肥にぴったりの季節です。冬の薬剤散布は石灰硫黄合剤かマシン油乳剤なら落葉樹で10倍、常緑樹で30〜40倍です。いずれも高濃度で使用するため植木の活動が低下する冬季に1〜2回散布します。ただし、この薬剤をともに散布するときは1ヵ月半以上の間隔をあけます。
寒肥は植木の周囲に穴を掘り、肥料分を補給するほか、株元を耕し、新しく発根させる目的もあります。しかし、植木の数が多いと結構大変な作業になります。最近では土の中に打ち込む固形の肥料も市販されているので、それらを使い、作業を軽減するのもよいでしょう。春の訪れの早い関西では、冬ものんびりとしていられません。
今年の園芸計画
家庭で育てたい、育てやすい植物
| 季節 |
早春(1〜3月) |
春(4〜5月) |
初夏(5〜6月) |
夏(7〜8月) |
秋(9〜11月) |
冬(12〜1月) |
野
草 |
フクジュソウ
スハマソウ
フキ
タンポポ
カタクリ
シュンラン |
スミレ類
イカリソウ
サクラソウ
ヒトリシズカ
チゴユリ
エビネ
タツナミソウ |
オカトラノオ
ユキノシタ
ホタルブクロ
ネジバナ
ハンゲショウ |
ナデシコ
キキョウ
ヤマユリ
ギボウシ類
ミソハギ
オミナエシ
シュウカイドウ |
ホトトギス
シュウメイギク
ヒガンバナ
ノコンギク
アキノキリンソウ
野生ギク |
ツワブキ
カンスゲ
常緑性シダ類 |
草
花 |
スイセン
スノードロップ
クロッカス
レンテンローズ
ニオイスミレ
ヒヤシンス |
パンジー
ヒナギク
チューリップ
ムスカリ
ラッパスイセン
ドイツスズラン
シャクヤク
シラン
アヤメ
ドイツアヤメ
クレマチス
ミヤクワスレ
スイートピー
シバザクラ |
キンギョソウ
オダマキ
アスチルベ
シャスターデージー
ヘメロカリス
ハナショウブ
マツモトセンノウ
カライトソウ
ハナアザミ
スイレン |
サルビア
カンナ
ヒャクニチソウ
アサガオ
ハナトラノオ
ニチニチソウ
クサキョウチクトウ
マツバボタン |
キク
トレニア
マリーゴールド
フヨウ
ユウゼンギク
コスモス
シオン
ヤブラン
ハゲイトウ |
ハボタン
カンギク |
庭
木 |
ロウバイ
ウメ
マンサク
サンシュユ
アオキ
オウバイ
ツバキ
ジンチョウゲ
レンギョウ
ボケ
|
ユキヤナギ
トサミズキ
キリシマツツジ
ハナミズキ
ボタン
マメザクラ
フジ
ハナモモ
モクレン
コデマリ
バラ
西洋シャクナゲ
ヤマブキ
タニウツギ |
ヤマボウシ
ナツツバキ
クチナシ
ウツギ
バイカウツギ
クチナシ
サツキ
シモツケ
アジサイ
ザクロ |
サルスベリ
ムクゲ
ミナズキ
アベリア |
ハギ
キンモクセイ
サザンカ
カエデ類
ドウダンツツジ(紅葉)
ニシキギ
ムラサキシキブ
カキ |
カンツバキ
ヒイラギ
ムベ
ヤツデ
ユズ(実) |
鉢
物 |
マンリョウ
オモト
ウメ
ゴヨウマツ
プリムラ類
ゼラニューム |
クンシラン
サクラソウ
ペチュニア
ベゴニア
ヒメバラ |
サツキ
ハナショウブ
ユキノシタ
インドゴムノキ |
フウチソウ
シノブ
タマシダ
ポトス
ドラセナ
ハイビスカス |
リンドウ
キク
ウメモドキ
ピラカンサ
ミセバヤ
セントポーリア |
ポインセチア
シクラメン
シャコバサボテン
ベゴニア |
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