春の風を感じよう(1) MTBの誕生秘話
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小学生から大人までアウトドアやシティサイクルとして人気のマウンテンバイク。マウンテンバイクが誕生したのは、そもそも1970年代初頭のアメリカの話。“サイクルスポーツはヨーロッパ”という常識をくつがえし、のちにMTBの聖地と呼ばれるようになった、カリフォルニア州の北マリン郡での若者たちの青春ストーリー。周辺の山々の通称“ファイアーロード”と呼ばれた、山火事消火のためにあった、荒れた小道を普通の自転車を改造したマシンにまたがって、急な山道を駆け下りる遊びに熱中する若者たちによって誕生したそうです。愛車を自分で改造した自転車で走る、ただ、ひたすらタイムを競うという単純なものでした。できるかぎりのスピードで急な山道を駆けおりるという、あまりにハードなライディングを繰り返すため、自転車はライディングのたびに修理が必要になっていきました。
そうして、もっと早く走るためにマシンに改造に改造をかさね、マウンテンバイクという新しい自転車の原型ができあがったとか。自分の限界に近い形でひたすら風を切って疾走します。純粋に、早く走ることを楽しむ情熱が、マウンテンバイクを楽しむ原点と言えるでしょう。その楽しみを追求した若者たちのなかに、のちに自分のブランドのMTBを世界中に広めたゲイリー・フィッシャーという人物がいました。当時、フィッシャーが作ったマシンが、MTBのルーツだといわれています。MTBは単に頑丈につくられているというのではなく、その中にスピード・安全性・使いやすさが追求され、フィットネスブームとともに世界中に人気が広がり、日本のメーカーも重要な役割を担いながら、年々進化を続けています。
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